蛍の軌跡

五年が経過しました。いまでも覚えています。
一般棟二階２３番教室。
窓の前から４番目
一時間目は国語のテスト。
試験監督官は戸谷精でした。

五年前の今頃は何してるんでしょうね？
明日テストだし、中学生だったから、寝たところですかね。
明日彼は試験が終わった事で緊張が切れたのか
中学で受けたテストの最低点をたたき出すことになるのです。

あの頃は高専って何をしているかわからなかったなぁ。
３月１０日に高校入試の日にあった面接。

担当は森山さんでした。
得意教科はなに？と聞かれ
社会と歴史
最近読んだ本は？
馬鹿の壁と仏教。

高専の人じゃないみたいだね。
そういわれた印象があります。

それ以上に覚えているのが

制御って何かわかる？

という質問でした。

あの時は工場の生産ラインのような感じ。
そう答えたはずです。

五年たちました。今制御とはなにか？と聞かれたたどうするんでしょうか？
小手先に伝達関数がとか定常偏差が～
目標値とのずれが…とか言うことはできるようになりました。
生産ラインで製造される物ががある確率に従ってることも知りました。
確かに知識は増えたでしょう。

でもね

制御とは何か？

ある目的に適合するように，制御対象に所要の操作を. 加えること

ってのじゃない気がするんですよ。
こんな高専とか工学部とかでしかわからん事じゃないと思うんですよ。
高校にいった文系のお友達がわかるぐらい
わかりやすい言葉で説明できることだと思うんだ。

結局五年たった自分の結論はやっぱり

工場の生産ライン

だと思うわけですよ。漠然としてるかもしれないよ。
でもここに来るまでにいろんな考えがあった。
でもやっぱり未だにわからない。
制御ってなんですか？

どうだろう？昔の自分が今の自分みたら高専行こうと思うのかな？

まぁいろいろ大変だし、めんどくさいけど

意外といいものかもしれませんよ？
とりあえず俺が言いたいのはだ。


お前入試の数学、最初から3問間違えて焦ってるけどな
結局受かるんだよ。自信もって合格発表見に行ってください。

あとな、恥ずかしいから番号見つけた瞬間に騒ぐなよ！